横須賀には自衛隊の基地や米軍基地だけでなく、自衛隊の幹部候補を育てる防衛大学校もあるんですよ。防衛大学校といえば棒倒しが有名ですが、その棒倒しが行われるのが開校祭で、今年も11月16日17日の2日間開催されました。というわけで今回はそんな防衛大学校の開校祭の2日目に行ってきましたのでブログで紹介しますね。
防衛大学校の開校祭の棒倒し以外のイベントとは?
壮大な大行進が圧巻の観閲式
防衛大学校の開校祭として棒倒しの次に見所となるのが観閲式です。名前だけ聞くと難しそうですが、いわゆる行進ですね。鉄砲を片手にものすごい数の行進を見せてくれます。
更にこの時間帯に併せて上空にも戦闘機が通過していきますので、行進が見えない位置になってしまっても楽しむことができますよ。
一糸乱れぬ儀丈隊のドリル展示
音楽に合わせて鉄砲をバトンのように振り回してパフォーマンスをする儀丈隊のドリル展示は両日どちらも2回行われていました。パフォーマンス自体は10分程度と短いのですが、それを見るためにかなり前から場所取りで一杯になっています。
私も30分以上前に行ったのですが、既に一杯で頭しか見えない状況でした。
それでもやっぱり生でみると鉄砲の回転まで揃っていて凄すぎです。
防衛大学校の伝統?とも言える個人情報ダダ漏れ展示の「恋の片道切符」。彼女なし防大生の写真やプロフィールを展示してあって、気に入った人がいたら連絡を取れるようになっています。
例年まではLINEのQRコードも一緒に展示されていたのですが、さすがに危ないと思ったのでしょうか、今年は係員に申告してQRコードを見せてもらうシステムに変更されていました。
イケメン揃いの国防男子コンテスト
国防男子コンテストのメインは前日の16日だったので誰が優勝したのかは分かりませんでしたが、17日はエキシビションが行われており、コンテストに出場した防大生と一緒に写真が撮れたりと、まるでアイドルのファンクラブのようになっていました。
美しすぎるベッドメイキング展示
地味に凄いなと思ったのが、このベッドメイキング展示です。ただベッドのシーツを交換する行為だと思って侮るなかれ、このシワ一つなく敷かれた美しいシーツを。
毎日する行為だからこその手慣れた様子とキレイに折りたたまれたベッドの端はプロの技です。他の仕事にも活かせそうです。
普通の学校の学園祭のような一面も
防衛大学では訓練ばかりをしているのではなく、普通の大学と同じように学科があり、その学科ごとにパネルで展示をしているブースもあります。展示は理系のような学科が多かったです。
他にも演劇やバンド演奏などもやっていて、とても賑やかです。
お昼ご飯や飲み物は持ち込みがベスト
学園祭の楽しみといえば模擬店を巡って買い食いすることを想定するかと思いますが、防衛大学の開校祭では学生は模擬店を出していません。飲食店の出店は数店あるもののかなり少ないのでどこも長蛇の列になっています。
また防大に元々あるお店として丼丸とファミリーマートがあります。丼丸は5種類くらいの作り置きの中から選ぶシステムになっていますが、観閲式を全部見終わってからだとかなり混んでいますので、終わる前に行くのがおすすめです。(何しにきたんだ?)
特に飲料に関しては、水→お茶→その他飲み物の順に売り切れていき、自動販売機では在庫があっても、釣り銭切れのためちょうどのお金がないと買えないという事象が発生します。
途中で外のコンビニに行こうとしても山の下まで降りなければお店もありませんし、時間も労力もかかりますので、あらかじめ最低限の飲食物は買ってから行くのがおすすめです。
防衛大学校開校祭のメイン行事「棒倒し」はいかに?
棒倒しとは敵チームの棒をいち早く倒した方が勝ちというゲームで、普段からある4つの大隊に分かれて戦います。
白いTシャツの人たちが守備で色つきのTシャツの人たちが攻撃しに行きます。
防衛大学校のメインイベントともあって、観客数もMAXで多くなります。この時のために1日場所取りしている人もいるほどです。30分くらい前から士気を高めるための選手達の声が各控え場所で呻かれます。
ヘッドギアを付けているだけあってラグビー並のタックルあり、まるで戦国時代の合戦のような激しい戦いなのです。
今年の優勝は第一大隊の作戦勝ち!
さて今年の棒倒しですが、赤の第一大隊が凄かった!
その様子を写真と併せて実況しましょう。
赤が攻め込んできて
最初の人達が階段状になり、それを踏み台にしてどんどん上に登ってきます。
そして乱闘の末、棒が倒されました。
想像以上に予戦は瞬殺でした。
決勝戦は青の第二大隊と赤の第一大隊の対戦ですが、これは青の守備が強かったこともありほぼ同時に棒が倒れましたが判定で赤の勝ち!
本当に凄い戦いを見せてもらいました。
今年も防衛大学校の開校祭が沸騰していた
さて今回は防衛大学校の開校祭について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?防衛大学校はなかなか普段は入れるところではありませんが、思ったより設備も新しく広い敷地で1日満喫でき、この日のために各地から多くの方が来られる理由がわかるような充実したイベントでした。