皆さんは子宮頸がん検査をしたことがありますか?女性は25歳のときに市から無料クーポンが送られてくるのですが、その使用状況は一説によると1割ほどだと言われています。私もあまり進んでやろうとは思わないのですが、今回夫の会社から病院での健康診断に補助が出るというのでやろうとしたところ、子宮頸がん検査を自宅でできるというので実際にやってみました。
子宮頸がん検査とは?
病院での子宮頸がん検査
子宮頸がん検査は基本的には検診センターや婦人科で実施されています。パンツを脱いで内診台という専用の台に乗って検査するのですが、やっている様子はカーテンで仕切られているので全く見ることができません。
子宮頸がん検査のクーポンなどに入っている説明では綿棒でやさしく採るといった図が紹介されていますが、実際は下記のようなものになります。
子宮頚がん検診は、膣鏡(クスコ)と呼ばれる、アヒルのくちばしみたいな形をした器具を膣に挿入し、実際に頚がんが発生しやすい部位を医者が目で確認して、細胞を取ってきます。
出典:https://rika-cli.jp/service/shikyuugan
綿棒ではなくブラシのようなもので細胞をこすり取るようですが、痛いと感じるのは大抵クスコを入れるときです。
私は検診センターでも病院の婦人科でも子宮頸がん検診を受けたことがあります。検診センターの時は医者の顔を見ることもなく、流れ作業みたいになっていたせいか、入れ方がかなり雑で、体を突き刺されたような痛みを感じましたが、婦人科の方はそっと入れてくれたので痛みを感じることはありませんでした。
処女でなければそんなに強い痛みを感じることはありませんが、痛みに関しては注射と同じで医者の腕次第というところです。
子宮頸がん検査キットを使ってみた
子宮頸がんの検査キットを使うことになった経緯ですが、今回健康診断を受ける浦賀病院には婦人科がないため検査キットでの検査となるようです。横須賀の健康診断指定の病院の中で検査キットで自己採取するのは浦賀病院だけのようです。
子宮頸がん検査キットの内容と使い方
予約日の2週間くらい前に病院から「ホームスミアセット」という子宮頸がん検査キットが送られてきました。
中に入っていたものは
です。忘れるといけないので早速採取しようとしたのですが、説明書によると提出日の当日か前日に採取しなければならないこと、生理が終わって1週間以上経ってから使用しなければならないと書いてあり、なかなか日程に制約があることが分かりました。
こちらが使い方の説明です。
スポイトのすみれ色の部分まで挿入するようです。
スポイトの中には写真のようにスポンジが入っていてピストンを押すと中でスポンジが押し出されて採取できるという仕組みのようです。注意の欄に「スミレ色の部分が全部入ったままでピストンを強く引くとスポンジが挟まって切れるおそれがあります」って書いてあるけど、切れたスポンジが残留してしまったらどうしようってちょっとドキドキしますね。
子宮頸がん検査キットの使い心地は?
健康診断の前日、いよいよ採取するときがやってきました。
トイレで心を落ち着けて、さぁ挿入…って思ったのですが、これがなかなか入らない。
角度が違う感じがするのですが、誤って便器に付けないようにという思いもあり、狭いトイレで必死でもがきましたが、スポイトの長さが長くまっすぐなので扱いが難しいのです。
結局トイレから出て寝転んで挿入するとすんなり入りました。人によって入れやすい体勢が違うかもしれませんが、腰を曲げない体勢が良いのではないかと思います。
すみれ色の部分が全部入ったらピストンを押してスポンジを出します。そして細胞が取れるように中でスポイトをクリクリと回します。そして少し引き抜いてから、ピストンをカチッと音がするまで引き抜き、全部を抜いたら試験管の中でスポンジを洗うように出したら完了です。ちょっと抵抗はありますが、持って行くまで冷蔵庫で保管します。
手こずった感じはありましたが、それでも10分くらいでできました。挿入さえできれば特に難しいということはなく、自分でするので痛みなどはありませんでした。ただトイレの中ではなかなか難しい時があるので、トイレの外に出ても大丈夫な環境を整えてからの使用をおすすめします。
子宮頸がん検診を受けよう
さて今回は子宮頸がん検査キットについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?検査キットは自分のタイミングでできるためとても手軽でした。
今回は病院に直接持っていきましたが、郵送で検査できるものもあります。
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また他にも子宮頸がんだけでなく、がんや糖尿病など16種類の病気を一度に調べられるキットもありますよ。
一方でこれらは簡易な検査にはなるので、不正出血など何か気になる症状がある場合は病院で検査を受ける方が良いと思います。婦人科は閉鎖的な空間なので初めての病院では怖いと感じる人もいるかと思いますが、口コミなどで内診が上手な医師かなどあらかじめ調べておくと安心ですよ。