夏休み最後の日である8月31日に行われた横須賀市西地区納涼花火大会。交通が不便なことから今まで一回も行ったことがなかったのですが、面白いという噂を聞いたので今回初めて行ってきたので、ご紹介します。
横須賀市西地区納涼花火大会とは?
武山駐屯地の中で行われる花火大会
横須賀市西地区納涼花火大会は武山駐屯地という自衛隊の駐屯地の中で行われる花火大会です。
以前紹介した開国花火大会のように外で打ち上がっている花火を基地から見るのではなく、駐屯地の中で打ち上げているので打ち上げ場所と観客席がかなり近く、打ち上げ数は1300発と少なめではありながら迫力満点の花火大会なのです。
普段は入ることのできない駐屯地が開放される貴重な日でもあります。横須賀は自衛隊の街なので、横須賀に転勤したらこういう時を利用して一度は基地に行ってみましょう。前回の開国花火大会の様子はこちらです。
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アクセスがバスしかない
武山駐屯地の近辺には電車が通っていないので、駅を降りたらバスで行くことになります。
バスはJRなら横須賀駅か逗子駅、京急なら横須賀中央駅、YRP野比駅、三浦海岸駅、三崎口駅から出ています。JR横須賀駅と横須賀中央駅と三崎口駅は1つの路線で繋がっていて本数は1時間に数本あり当日は臨時も出ていましたが、他は30分~1時間に1本くらいなので気をつけましょう。
武山駐屯地の最寄りのバス停は「林」か「太田和」です。
当日の様子をレポート
付近の交通は大渋滞
ここからは当日の様子をご紹介します。
駅のバス停には長蛇の列が並び、始発から既に満員の状態でしたが、バス停の度にさらに人が乗ってくるので、さらに苦しくなっていきます。ひたすら前の路線図を見つめ
「あともう少し…、あと○個」
と耐えていました。
しかしバス停にさしかかる最後のT字路で、大渋滞に巻き込まれ全く動かない状態に。
降りるバス停は見えているのですが、横断する歩行者が信号が変わるギリギリまで渡っているため、右折できないのです。この時ばかりは「手前で降りていればよかった」と後悔しました。
駐屯地内の厚生センターでお夕食
通常の倍の時間をかけ、やっとバスが到着。
時刻は既に18:45分。
駐屯地の中や外にも屋台がたくさん出ていましたが、やっぱり普段入れない駐屯地に来ているのだから隊員さんが食べているご飯を食べてみたいですよね。
というわけで厚生センターの食堂へ行ってみました。
武山駐屯地の食堂には丼丸が入っていました。丼丸はチェーン店ですが70種類の海鮮丼がほとんどどれでも500円で食べられるというリーズナブルなお店です。
今回はノーマルの海鮮丼とオホーツク丼を注文。
外では人混みで歩くのもままならない状態ですが、ここは穴場のようでそんなに混んでおらずテーブルに座って夕食を楽しめました。
花火の前の余興
花火会場の広場は人で埋め尽くされていて、芝生が見えないほどでした。
花火が始まる直前まで、盆踊りや太鼓の演奏など様々な余興で盛り上げます。
大迫力の花火に感動
19:35花火の打ち上げ開始。
最初の一撃でその大きさと近さを感じました。
夜空を覆い尽くすように放射状に広がっていく花火。
写真で撮ろうとしても画面からはみ出してしまいます。
風向きが観客席の方に吹いていたからか、打ち上がる度に火薬の匂いや小さな破片がピチピチと当たります。
普通なら有料観覧席で見るくらいの近さで花火が見れて大満足でした。
恐らく今まで行った花火大会の中で一番よかったと思います。
帰りは帰宅難民になりかける
20:00で花火が終了すると人が一斉に帰り始めます。
駐屯地は広いので、思ったよりもたくさんの来場者が入れていたようです。
その人たちがみんなバス停に並ぶので、バス停は大変な列になっていました。
最初は最寄りである太田和のバス停に並んでいましたが、既に人が乗っている状態のバスが来るのであまり列が前に進みません。
さらに歩行者が大量に行き来するため、交通が渋滞を起こし、バスの時刻表などあってないような状態でした。
仕方なく1つ前のバス停まで歩いて向かいました。そこでも列はできていましたが乗車できる人数が違うので早く進み、何とか20:57にバスに乗車することができました。
ちなみに最寄りの三浦海岸駅へのバスは17時で終了しており、YRP野比駅のバスも20時台で終了なので、横須賀駅方面以外の人は要注意です。
夏の締めくくりにふさわしい花火大会
さて今回は横須賀市西地区納涼花火大会について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?行き帰りはとても大変だったのですが、苦労してでも行く価値はあるくらいすばらしい花火でしたので、個人的にはまた来年も行きたいなと思います。
横須賀はお祭りが盛んな地域なので、夏が終わってしまうと少し寂しいですが、またイベントなどがあれば逐一紹介したいと思います。